大原種苗は江戸時代の創業以来、京都で200年余り続く老舗の種苗卸売会社です。当時の屋号「種七」を名乗り、種子の行商から始めた私たちの会社は現在、「大原種苗株式会社」としてグループ企業「株式会社大原総合花き市場」を要する企業に成長しました。
弊社は園芸総合卸売業として京都に本社を置き、全国のメーカー様および生産者様のご協力を得て、京都の小売店様を中心に、全国へ向けても種苗・園芸・園芸資材にかかわる大小様々な商品を納めさせていただいております。
また大原ビックフェスティバルという名称で50年以上続く展示会の企画・運営を行い、小売店様へ向けて新鮮な情報発信をしており、園芸業界の発展に向け取り組んでおります。それは壮大なスケールを追うのではなく、日々の地道な活動の積み重ねを通してお役に立つ思いから始まっております。
これからも先人たちのマインドを引継ぎ、事業の持続的発展を社員と共に時代に柔軟に対応させながら、仕入れ先様のため、小売店様のために商売を継続して参ります。
最後に、このホームページをきっかけに園芸に携わる皆様とご縁がありましたら幸いです。そして私たちは、地元地域の発展、しいては日本の種苗・園芸業界の発展に貢献して参りたいと存じます。
「お得意様・メーカー様・生産者様・社員さんから賞され、信頼される会社を目指す」という志が社章のデザインに込められています。
「利を他者に供ずれば四方良くなる」お客様良し・メーカー様良し・生産者様良し・社員さん良し
[本 社] | ||
社  名 | 大原種苗株式会社 | |
創  業 | 江戸 文政2年(1819年) | |
設  立 | 昭和29年10月 | |
資本金 | 32,000,000円 | |
従業員数 | 30名 | |
役  員 | 代表取締役 | 大原正雄 |
取締役会長 | 大原幹夫 | |
専務取締役 | 石井雄二 | |
取締役経理部部長 | 木村博之 | |
監査役 | 大原数代 | |
段下健二 | ||
顧問税理士 | 植村武司 | |
所在地 | 〒615-0056 | |
京都市右京区西院西貝川町93番地 | ||
ホームページ | https://www.m-ohara.co.jp | |
お問い合わせ | info@m-ohara.co.jp |
[大原グループ]グループ会社 | |
社  名 | 株式会社大原総合花き市場 |
所在地 | 〒611-0043 |
京都府宇治市伊勢田町西遊田90-1 | |
お問い合わせ | info@oharakaki.co.jp |
明治大正ごろの店構え
社史を遡れば徳川時代(文政2年)の創業とその歴史は古く、「種七(種屋七郎兵衛)」として初代創業を経て明治時代「大原乙次郎商店」の屋号で京都市南区東九条西御霊町26に於き、個人経営による種苗生産大卸売販売を全国規模で行いました。その後「大原種苗本店」として小売業(全国種苗生産卸販売及び小売)を中心に、種苗全般を取り扱ってきました。
規模拡大に伴い昭和29年に屋号を「大原種苗株式会社」と改め法人設立。昭和46年には新たに植物の流通分野へ進出を果たし、京都花き地方卸売市場「大原植物取引所」として花鉢物・苗物・植木・切り花などのセリ市部門を新設しました。続く昭和47年、市場オープンに合わせ本社の移転を契機に、花き園芸や業界の発展のためにイベントの開催に尽力し「園芸用品大見本市」を毎年春秋開催しています。
さらに種苗関係の充実をはかり、福岡県内の研究農場で種子の交配や新品種の共同研究開発に取り組んでいます。そして昭和63年、京都府南部総合地方卸売市場内(京都府および地方行政機関協力の第三セクター)に花き部として参入し、大原グループとして「株式会社大原総合花き市場」と称する系列会社を設立しました。
そして現在、近畿地方を中心に北は北海道から南は沖縄まで販売網をもつ種苗園芸資材卸業者として2019年に創業200年を迎えることができました。私たち大原種苗は、個人の行商として商いを始めた創業時より一貫して植物の命と向き合い続ける老舗業者として、地球環境における花と緑の重要性を唱えると共に、さらなる社会貢献を目指しています。また、組織の簡素化や個々の社員一人一人が個性を発揮できるよう営業システムの改革に取り組み、より良い会社に発展するよう努力しています。
「大原乙次郎」の表札(明治時代)
創業時「種七」の頃使われた家紋入り提灯